わきの下のというと、あまり痛むイメージを持っている方は少ないかも知れません。
しかし、時としてわきの下に痛みや腫れを伴う病気にかかってしまうこともあります。
◆アテローマ
皮膚の下にできる腫瘍ですが、良性のものです。
触ると、しこりのようなものができており、その部分が感染症を引き起こすと、わきの下が痛みはじめます。
通常、皮膚は順次新しい皮膚を作り、古い皮膚は剥がれ落ちます。
しかし、まれに皮膚のない組織の内側でこのはたらきが起こり、古い老廃物は体外に出ていけずに体内に蓄積してしまいます。
毛穴がふさがって本来は毛穴から皮膚の外に出て行くべき汗などが固まってしまうのです。
このたまった老廃物が腫瘍になります。
皮膚表面にはこの老廃物とつながる開口部がありますが、これは老廃物で堅く塞がれていて、下手にいじると感染症を引き起こし、脇の下の痛みの症状として現れるようになります。
実は、わきの下は雑菌に感染しやすい箇所なのです。
元々、比較的雑菌が多いこと、女性の場合は特にカミソリによる小さな傷があること、アテローマ部は若干膨らんでいることから、感染症をひきおこし、痛みを伴うことも多々あります。
アテローマによる脇の下の痛みの場合の治療法は、切開して老廃物を取り出します。
◆ウィルス性の感染症
特に注意がいる感染症のものは帯状疱疹です。
症状は発疹や水ぶくれが背中、脇の下など肋骨の周りにできて激しく痛みます。
また、発疹や水ぶくれができないこともありますので、異常を感じたらすぐに病院へ行きましょう。
また、子供のころに水疱瘡にかかった方は多いと思いますが、一度これにかかると、水痘ウィルスは完全には排除されず、神経節付近に残った状態になります。
ストレスなどにより免疫力が低下したとき、このウィルスが再び活性化して帯状疱疹を引き起こし、わきの下の痛みがでることもあります。
また、癌がわきの下のリンパ節に転移して脇の下が痛むこともあります。
わきの下の痛みが気になる場合は医師に相談しましょう。
また、わきの下のリンパ節が原因となるケースもあります。
風邪などをひいた時などに、耳の裏の頸部リンパ節が腫れた経験は、どなたもお持ちではないでしょうか?
リンパ節は体中に存在しますので、体調が良くないと、頸部と同じようにわきの下のリンパ節が腫れて痛むこともあるのです。
足の付け根のリンパ腺もよく腫れる場所であると言われています。
この場合は、2〜3日様子を見れば良くなることがほとんどです。