“後頭神経痛”という神経痛があるのをご存知でしょうか。
頭皮に痛みを感じる、というと日焼けした場合や、できものができた場合、もしくは頭痛などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし頭皮の後頭部から頭頂部にかけてがズキズキと痛む、という症状がある場合、後頭神経痛という神経痛の可能性があります。
後頭神経痛とは一体どのようなものなのでしょうか。
頭にも実は神経痛はあります。
後頭部を通る神経の痛みを後頭神経痛と言います。
◆症状
後頭神経痛の症状は、後頭部の神経に沿った形で痛みが現れます。
通常は後頭部の片側、まれに全体が痛みます。
前兆は特になく、頭の表面、頭皮でズキズキとした痛みを感じます。
痛みの大きさには個人差があり、何もできなくなるような痛みから髪の毛を触ると痛い、というものまであります。
◆後頭神経痛になりやすい人
・ストレスが多い
・片頭痛や緊張型頭痛と診断されたことがある
・姿勢が悪い
・背骨、脊髄、腰椎などの病気や変形がある
また、夜更かしや労働過多、運動不足気味の人もかかりやすい傾向にありますので、健康的な生活を心がけましょう。
軽度の後頭神経痛は、しばらく安静にすれば勝手に引きますが、症状が悪化していけば手術が必要となる場合もあります。
◆原因
神経痛の原因の多くは体の異常を知らせるもので、肉体疲労や精神的なストレスから来るものがほとんどです。
また風邪などで体調不良になっているときなども後頭神経痛は発症します。
このように、ほとんどの後頭神経痛は生活習慣の乱れが原因と言っていいほど身近な病気です。
ゆえに、誰でもなり得る病気、ということもできますし、心がけ次第では防ぐこともできる病気なのです。
◆治療方法
何よりの治療方法は基本的に疲れを取り、ストレスから自分を解放することです。
現代社会において、ストレスにさらされない日々を送ることは難しいかもしれませんが、意識するだけでもだいぶ違うのではないでしょうか。
どうしても不可能、という場合は鎮静剤やビタミンB12剤を処方してもらいます。
また、神経ブロック注射をすることで後頭神経痛の痛みは引きます。
上記のようにしても改善が見られない場合、手術の可能性もありますので、医師に診てもらう必要があります。
後頭神経痛の患者は意外と多いといいます。
ただし、頭皮に痛みを感じた場合、自己判断でただのストレスからくる後頭神経痛であると決め付けることは危険です。
腫瘍や頚椎から来る危険信号の場合もありますので、一度きちんと医者にかかることが望ましいでしょう。