後頭部に感じる頭痛のうち、一番多いパターンが「緊張型頭痛」です。
緊張型頭痛は、ストレス性の頭痛で、長時間にわたるオフィスワークによる目の疲れや、仕事が多忙で十分な休養が取れないことによって、体が疲れきったときに見られます。
特に30代から40代に非常に多く見られますが、これは仕事上でも責任あるポジションにおり、緊張の度合いが高い人が多いことを示していると考えられます。
また、近視や遠視の進行で首や肩の筋肉が緊張し続けて緊張型頭痛になる方も多いです。
緊張型頭痛の特徴としては次のようなものが挙げられます。
・後頭部から首筋にかけて、ジワーっと両側が痛む
・頭を鉄の輪でギリギリとしめつけられるような痛み、頭の上に重石が載ったような頭重感
・首や肩のこりを伴う
・いつとはなしに痛みが始まり、ダラダラと続く
・首を回すと、フワッと一瞬めまいがすることがある
・一日中パソコン操作を行う人に多い
他にも以下のような病気の疑いがあります。
◆くも膜下出血
◆頚椎椎間板ヘルニアなどの頚椎の変形
◆寝違い
◆むち打ち症
◆更年期障害
◆脳動静脈奇形
いずれも自己判断は避けた方が賢明ですので、一度病院で診てもらいましょう。
後頭部の頭痛で一番注意が必要な病気が「くも膜下出血」です。
くも膜下出血は脳動脈瘤と呼ばれる動脈のコブからの出血が原因とされており、その動脈が切れるまでは無症状であることがほとんでです。
特徴的症状は、突然おこる頭が割れるような激しい頭痛があり、多くは吐き気、嘔吐、羞明(まぶしさ)を伴うと言われています。
出血発作が激しい場合は、けいれん発作をおこしたり、頭痛と同時に意識を失う場合もあり、最悪意識が回復しないまま死亡することもあります。
早期検査が生死を左右します。
くも膜下出血は、死に至ることもある恐ろしい病気ですが、早期発見すれば完治も可能ですので、できるだけ早く精密検査を受けましょう。