脇腹の痛みと尿路結石

脇腹に痛みを感じた場合、疑われるものに尿路結石があります。
特に、右脇腹から背中にかけて痛みがある場合には、尿路結石を患っている可能性が強くなってきます。

これは、尿路すなわち腎臓、尿管、膀胱、尿道にそれぞれ発生ないしは存在する結石のことで、尿結石または尿石症と言う事もあります。
実は医学上もっとも古くから知られている疾患の一つであり、紀元前4800年と推定されるエジプト人から膀胱結石が発見されており、古代の記録や聖典などにも治療に関する記述が認められています。

30から40代の男性に多く、脇腹の痛みがとても強く、嘔吐、冷や汗、吐き気などを伴う場合もあります。
また、他にも腹部膨満、悪寒、発熱、血尿などの症状も現れることがあります。
尿意が頻繁にあり、結石が膀胱を通るときに特に尿意が頻繁になります。

発症すると激痛を伴うことが多いので早急な対処が求められます。
5mm以下の尿管結石では結石が尿管を通過するとそれまでの激痛が急激に消失すると言われており、検査で尿管結石が疑われた場合は、鎮痛剤を用いて自然排出されるまで経過観察することもあります。

ただし、結石が5mm以上で自然排出が期待できない場合には有効な薬剤は存在せず、体外の装置によって造られた衝撃波(音波の一種)を結石にむけて集中させて結石を砕き、砂状にして尿と一緒に体外へと排出させる“体外衝撃波結石破砕術”などが適用されます。

更に恐ろしい脇腹の痛み

脇腹の痛みは尿路結石の症状だけではありません。
恐ろしい肝臓の病気も関係している可能性もあるのです。

◆肝臓がん
倦怠感が強く、吐き気を伴う右の脇腹に痛みが生じます。
症状は様々ですが、初期の段階ではあまり目立った症状がみられず、主に肝炎や肝硬変の症状である食欲不振や黄疸、全身倦怠感などがみられる程度です。
進行すると癌がん破裂して、出血が起きることにより、激しい腹痛や貧血症状を起こすことがあります。

◆急性肝炎
脇腹の痛みのほかに、全身の倦怠感、発熱、頭痛、関節痛などの痛みもでます。
これは風邪の症状ににていますが、肝炎という恐ろしい病気の症状なのです。
しかも、急性を放っておくと慢性になってしまいます。
しかし、脇腹の痛みを感じてすぐに検査を受ければ急性ですみます。


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